こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの hiro です。
MOSという資格をご存知でしょうか?
MOSとは Microsoft Office Specialist(マイクロ オフィス スペシャリスト)の略称で、マクロソフト社の製品である Wordや Excelなどのスキルを証明するための資格です。
世界的に知名度の高いマイクロソフト社の認定資格というこもあり国際的に評価され、パソコンスキルを証明する資格のなかでも人気の資格です。
実際に私もMicrosoft Office Specialist Word 2019とExcel 2019を取得しています。
今回は、人気のMOS資格の基本情報、学習方法や資格取得のメリットなどを解説します。
- MOSの受験を考えている
- パソコンスキルを身につけ仕事に活かしたい
- 就職・転職するにあたりパソコンスキルを証明する資格が欲しい
事務職の方には特におすすめの資格です。
※マイナビのプロモーションを含みます。
MOSとは
MOSとは Microsoft Office Specialist(マイクロ オフィス スペシャリスト)の略称で、マクロソフト社の製品である Wordや Excelなどのスキルを証明するための資格です。つまりMOS検定を受験するためには、基本的なパソコンの扱い方はもちろんのこと、Wordや Excelなどの各ソフトウェアの操作方法に関する知識やスキルが必要となります。
マイクロソフト社のソフトウェアは世界中で活用されているため、国内だけにとどまらず世界で認知されている国際資格として人気を集めています。
試験科目
MOS資格資格には受験する科目によってバージョンやレベルが存在します。
試験科目 | バージョン | |
---|---|---|
一般レベル | 上級レベル(エキスパート) | |
Word ワード (文書作成ソフト) | Word 2019 | Word 2019 エキスパート |
Word 2016 | Word 2016 エキスパート | |
Excel エクセル (表計算ソフト) | Excel 365 | |
Excel 2019 | Excel 2019 エキスパート | |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | |
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) | PowerPoint 365 | |
PowerPoint 2019 | ||
PowerPoint 2016 | ||
Access アクセス (データベース管理ソフト) | ― | Access 2019 エキスパート |
Access 2016 | ||
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) | Outlook 2019 | |
Outlook 2016 |
一般的な事務作業で使用することが多い Wordや Excel、PowerPointは特に人気がある資格となっています。
じつは 2022年 9月に「MOS 365&2019」の名称が「MOS 2019」に変更となりました。
現在市販されているMOS試験対策講座や対策テキストは「MOS 365&2019」と表記されているものがほとんどで、購入される際に迷われる方がいるかと思われますが、バージョン名が変更になっただけで、「MOS 365&2019」と「MOS 2019」は同じ試験になります。つまり、試験の出題範囲に変更はないため「MOS 365&2019」と表記されたテキストを使用して学習して受験されても何も問題はありません。
「MOS 365&2019」で取得した資格を履歴書に記載する際には「MOS 2019」で記載する必要があります。
今回は名称の変更でしたが、例えば「Word 2016」に合格された方はあくまで「Word 2016」の資格取得者であり、最新の「Word 2019」の資格取得者とはなりません。最新のバージョンの資格取得者となるには、その都度試験に合格する必要があるので注意が必要です。
試験レベルと難易度
試験科目 | 一般レベル | 上級レベル(エキスパート) |
---|---|---|
Word (文書作成ソフト) | 文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 | スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel (表計算ソフト) | 数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 | ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
WordとExcelには、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の 2つのレベルが設けられています。
MOS資格には一般レベルと上級レベル(エキスパート)の 2つのレベルが設けられていますが、合格率は一般レベルが約 80%、上級レベル(エキスパート)が約 60%と言われています。パソコン関連の資格のなかでは難易度の低い試験に分類されています。
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MOS検定 受験するには
MOS検定には「全国一斉試験」と「随時試験」の 2つの受験方法が設けられています。受験方法が異なるだけで、受験料や試験内容、合格認定証はすべて同じです。また、試験当日に学生の方は『学割制度』を利用できるため確認しておきましょう。
MOS検定 受験方法
全国一斉試験 | 随時試験 | |
---|---|---|
試験実施日時 | 毎月 1回~2回 | 各試験会場が設定した日程 (ほぼ毎日試験を開催) |
試験会場 | 全国の一斉試験実施会場より選択 | 全国約1500の試験会場より選択 |
申込み方法 | 試験日の約 1ヶ月~1ヶ月半前から申込み開始 (オンライン申込) | 試験会場へ直接申し込み |
どちらの方法で受験される場合も、申し込み後の受験日・申込み内容の変更、受験料の返金は不可となっているため、十分に日程などを確認の上で申し込むようにしましょう。
MOS検定 受験資格と受験料
MOS検定では、受験資格は設けられていません。年齢・国籍を問わず誰でも受験可能です。ただし、2回目以降の受験の際には「再受験に関するルール」が設けられているため確認が必要です。
- 同じ科目を2回目に受験する場合、前回の受験から1日(24時間)待つ必要があります。
- 3回目以降の受験は、前回の受験から2日間(48時間)待つ必要があります。
検定試験にかかる受験料は、一般レベルで一般価格 10,780円(税込)・学割価格 8,580円(税込)、上級レベル(エキスパート)で一般価格 12,980円(税込)・学割価格 10,780円(税込)となっています。
安い受験料ではないので、しっかりと学習し一度の受験での合格を目指しましょう!
試験当日の持ち物
試験当日は下記の 3点(学割申込者は 4点)を忘れずに持参しましょう。
- 受験者IDとパスワード
- 受験票
- 写真付きの身分証明書
- 学生証(学割申込者)
MOS受験には、受験者IDが必要となります。受験申込み前に公式サイトから受験者IDの登録(無料)を行い、受験者IDとパスワードを必ず控えていきましょう。
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MOSの学習方法
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の学習方法は、大きく分けると 3通りの学習方法が考えられます。
自分に合った方法で学習を進めていきましょう。
対策教材を購入して独学
MOS資格は、パソコン関連の資格のなかでは比較的難易度が低い試験に分類されるため、基礎的なことをしっかりと学習し、出題傾向さえ把握しておけば、独学でも十分に合格ラインに到達できる試験です。
MOSを独学で学習するメリットとして、市販されている対策教材代 2,000~3,000円程度だけで済むので、費用を安く抑えることができます。また、パソコン教室を予約して通う必要もなく、好きなときに自分のペースで学習できることも独学の魅力です。
ただし、分からないところがあっても自分で解決しなければならないこと、学習のモチベーションの維持などデメリットも考えられます。自分の力だけで学習を進めることに不安がある方は通信講座やパソコン教室の受講を検討してみましょう。
おすすめの対策テキスト&問題集
通信講座
自宅にパソコンがあり、ある程度のパソコン操作はできるが、独学で学習を進めることに不安がある方には通信講座は有効です。
もちろん独学より費用はかかりますが、独学とは違い、サポート体制が整っているため安心して学習が進められます。パソコン教室を予約して通う必要もなく、好きなときに自分のペースで学習できることも通信講座の魅力です。
私も『ユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座』で Word 2019と Excel2019を取得しました。
実際、私も妻と二人『ユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座』で Word 2019と Excel2019を取得しました。確かに独学と比べて費用はかかりましたが、確実に学習を進めることができたため、二人そろって一度の受験で Word 2019と Excel2019の合格に至りました。
パソコン教室
パソコンの操作経験がない方や、Wordや Excelなどを使用したことがない方は、パソコン教室での学習が効果的です。なお、そもそも自宅にパソコンがない方はパソコン教室一択です。
パソコンの操作に不安があったり、分からないところがあっても、講師がそばにいるので安心して学習を進めることができます。パソコン初心者の方にとっては特におすすめの学習方法と言えます。
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MOS資格を活かす
MOS検定では、より実践に沿った出題形式となっているため、試験に向けた学習自体が実務に直結します。
MOS資格取得に向けた学習を進める過程で、これまで知らなかった機能や使い方を把握することができ、ソフトウェアの機能を最大限に活用することができます。
事務仕事で即戦力として活躍
MOS資格を取得することで、事務仕事では即戦力として活躍できることでしょう。
具体的には Word、Excel、PowerPointなどを使った文書作成やグラフ作成、表計算、データ管理、プレゼンテーション資料作成といったさまざまな業務においてパソコンスキルが必要とされています。
たとえ新入社員であっても転職先であっても、パソコンを使用した事務作業を任せられる社員として、周囲から期待されることでしょう。パソコンの資格を持っていることは、事務仕事において大きなメリットとなります。
業務の効率化につながる
MOS検定には、パソコンの基本操作や、ビジネスシーンで必要とされるソフトウェアの使い方が含まれています。これらのスキルを習得することで、業務の処理時間を短縮できるため、効率化につながります。
また、これまで知らなかった機能や使い方を把握することで、ソフトウェアの機能を最大限に活用することができ、これまで以上の活躍が可能となることでしょう。
MOS資格は、客観的にパソコンスキルを証明できるだけでなく、その学習過程で作業時間を短縮できるような有益な機能を習得することができる資格とも言えます。
客観的にパソコンスキルを証明できる
よく「パソコンは使用できますか?」の問いに、相手がどの程度のパソコンスキルを求めているのか返答に迷われることが多いと思われます。しかし、MOS資格を取得することで、自身のパソコンスキルを客観的に証明することができます。
パソコン資格のなかでも特にMOS資格は、マイクロソフト社公式の資格とされているため、国内だけにとどまらず世界で認知されている国際資格です。就職や転職においては、資格取得の意欲も含めて大きなアピールポイントになることでしょう。ただし、資格取得だけでなく、実際に業務で使えるスキルを持っていることが求められる場合もあるため、実践的な経験や自己学習も重要です。
※マイナビのプロモーションを含みます。
まとめ | MOS資格
今回は、マクロソフト社の製品である Wordや Excelなどのスキルを証明するための資格 MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)資格について解説させていただきました。MOS資格は、世界的に知名度の高いマイクロソフト社の認定資格というこもあり国際的に評価され、パソコンスキルを証明する資格のなかでも人気の資格です。
MOS資格は、パソコン関連の資格のなかでは比較的難易度が低い試験に分類されるため、基礎的なことをしっかりと学習し、出題傾向さえ把握しておけば、独学でも十分に合格ラインに到達できる試験です。学習を進める過程で、これまで知らなかった機能や使い方を把握することができ、ソフトウェアの機能を最大限に活用することができます。
ご興味がある方は資格試験に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※マイナビのプロモーションを含みます。
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