こんにちは、ファイナンシャルプランナーの hiro です。
厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表したこともあり、副業を認める企業が増えています。もちろん、会社の就業規則や契約内容によって制限がある場合もあるため、始める前には確認が必要です。

「サラリーマンの副業」は、日本でも注目されているテーマです。
今回は、サラリーマンに人気の副業や注意点について詳しく解説していきます。
- 副業で新たな収入源を生みたい
- サラリーマンに人気の副業が知りたい
- 副業をする際の注意点を確認したい
ぜひ参考にしてください。
・1級FP技能士
・CFP®認定
・金融業界在籍29年
・営業職27年経験
長年培った知識・技術・経験を基に情報発信します。


春を告げる通信
運営者 FP hiro
サラリーマンに人気の副業6選


サラリーマンに人気の副業は、以下のとおりです。それぞれの特徴と人気の理由も含めて紹介します。



お小遣い稼ぎからストック型収入、将来的に「脱サラ」も視野に入れられるものまで、目的に合わせた副業を選びましょう。
ポイントサイト
ポイントサイトとは、広告を見たり、アンケートに答えたり、サービスを利用したりすることで「ポイント」が貯まり、それを現金や電子マネー、ギフト券などに交換できるサービスです。
サラリーマンに人気の理由
- スキマ時間などにスマホで手軽に作業可能
- 登録・利用ともに無料なのでリスクがない
- 収入額が小さいため会社が副業禁止の場合でもバレにくい
- 特別なスキルや経験が不要
ポイントサイトは「空き時間を有効活用して、少しでもお小遣いを増やしたい」というサラリーマンにとって相性の良い副業です。
ただし、月に数千円〜1万円程度が現実的な目安で、「大きく稼ぐ」目的には向いていません。また、一部に悪質な広告や、不明瞭な条件がある場合もあるため、広告や案件の質には注意が必要です。



時間効率や安全性を考慮して上手に使うことが重要です。
Webライター
Webライターとは、インターネット上に掲載される文章を執筆するライターのことです。具体的には、Webサイトやブログ、ニュース記事、商品紹介、企業のオウンドメディアなど、オンラインコンテンツ全般の文章を作成する仕事です。
Webライター初心者が仕事を探すには、まず「初心者歓迎」の案件が多く掲載されているクラウドソーシングサービスを活用するのが王道です。
【代表的なクラウドソーシングサービス】
サラリーマンに人気の理由
- パソコンとネット環境があれば始められるため初期費用がほとんどかからない
- 夜や休日に自宅で自分のペースで作業できる
- 特別なスキルや経験が不要
- クライアントとの信頼関係が築ければ安定した収入に
Webライターは、未経験から始められ、スキルを磨けば独立も目指せる人気の職種です。単なる文章力だけでなく、情報の正確性・信頼性やSEOの知識が求められます。
実績がないうちは文字単価0.5円〜1円程度が一般的ですが、実績と評価を積むと1円以上の案件も獲得できるようになります。
ただし、本業が忙しいと副業との両立が難しくなる場合もあるため、納期管理とスケジュール調整には配慮が必要です。



クラウドソーシング初心者には、クラウドソーシングサービス・Craudiaクラウディアがおすすめです。
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アフィリエイト・ブログ運営
アフィリエイト・ブログ運営とは、自分のブログを使って情報を発信し、その中で商品やサービスを紹介して報酬を得る活動のことです。個人でも始められる代表的な副業の一つで、「好きなことを発信しながら収益化できる」のが特徴です。
アフィリエイト・ブログ運営を始めるには、以下のステップを踏むのが一般的です。
- テーマ(ジャンル)を決める
- ブログの開設(WordPress推奨)
- ASPに登録(アフィリエイト広告を扱う会社)
- コンテンツ作成
- アクセスを集める(SEO・SNS)
- 成果を確認・改善
サラリーマンに人気の理由
- 月1,000〜2,000円程度(サーバー代+ドメイン代)で始められるため初期費用がほとんどかからない
- 夜や休日に自宅で自分のペースで作業できる
- 特別なスキルや経験が不要
- いわゆる「ストック型収入」で不労所得に近い仕組みを作れる
- 収益が安定すれば将来的に「脱サラ」も視野に入れられる
アフィリエイトやブログ運営は、サラリーマンに人気の副業の一つです。「時間や場所に縛られず、自分のペースで続けられる」「ストック型収入を目指せる」といった点で、副業としての相性が非常に良いです。
ただし、収益化まで時間がかかるのが一般的です。短期的な収入よりも、長期的に育てる意識を持つことが必要です。



アフィリエイト・ブログ運営を始めるには、 “YMYL”と”E-E-A-T(旧E-A-T)” は押さえておきましょう。
ネットショップ開設・運営
ネットショップ開設・運営とは、インターネット上で商品やサービスを販売する「オンラインショップ(ECサイト)」を計画・運営・管理することを指します。実店舗とは異なり、インターネットを通じて24時間365日顧客に商品を提供できるのが大きな特徴です。
最近は、簡単に使えるプラットフォームの登場により、専門知識や大きな初期投資がなくても始めやすくなりました。
初期投資が少なく、時間や場所に縛られにくいため、ネットショップ開設・運営はサラリーマンに人気の副業の一つです。
立ち上げ初期は集客が難しいため、最初は副業として始めていき、売上や顧客が安定してきたら独立・フリーランスも視野に入れられます。
ただし、副業が忙しくなりすぎて、本業のパフォーマンスが落ちると信用問題になります。特に夜遅くの作業、休日発送対応などは無理のない範囲で行いましょう。
スキル販売(ココナラ、タイムチケットなど)
スキル販売とは、自分の知識・経験・技術などを「商品」としてインターネット上で販売することを指します。たとえば、デザイン、ライティング、イラスト制作、プログラミング、相談・カウンセリング、ノウハウ提供などが含まれます。
スキル販売は特にここ数年で急速に広がった新しい働き方・副業スタイルの一つです。もともとフリーランス市場は存在していましたが、「個人がスキルを商品として気軽に売る」文化がここ数年で一般化してきました。
自分の知識や経験を活かしたスキル販売は、サラリーマンに人気の副業の一つです。



人気である一方、競争も激しくなっているため、「何をどう売るか」「どう差別化するか」が成功のカギです。
本名や顔出しをしてスキル販売を行う場合、取引先や同僚に見られるリスクがあります。匿名・ペンネームの活用も検討しましょう。
また、睡眠や健康を削って副業をすると本末転倒になります。本業に支障をきたさないよう配慮が必要です。
投資(株式、仮想通貨など)
投資とは、将来の利益や資産の増加を期待して、お金(資金)を株式や仮想通貨、不動産などに投じる行為です。特にサラリーマンや一般の個人にとっては、資産形成の手段として「株式」「仮想通貨」「NISA」などがよく使われます。
副業とは異なるが、収益を得る手段として人気です。
【投資の代表例】
- 株式投資
- 投資信託
- 仮想通貨(暗号資産)
- FX(外国為替証拠金取引)
サラリーマンに人気の理由
- 配当金や値上がり益(キャピタルゲイン)などが期待できる
- NISAやiDeCoを活用すれば税制優遇付きで長期運用が可能
- 金融リテラシーが高まる
- 「お金がお金を生む仕組み」を作っておくことでリストラ・病気・転職など不測の事態に備えられる
サラリーマンにとって投資は、「収入源の確保」「税制優遇」「金融リテラシー向上」「不測の事態に備えられる」など、メリットだらけの行動です。
ただし、一部企業では、仮想通貨(暗号資産)やFX(外国為替証拠金取引)などの高リスク投資について、申告義務や就業規則で「投機的行為の禁止」とされている場合があります。特に金融系企業や公務員などは注意が必要です。



わたしは金融業界に身を置いていますが、やはり「投機的行為」は就業規則で禁止されています。
サラリーマンの副業の注意点


サラリーマンが副業を始めるにあたり、いくつか重要な注意点があります。



新たな収入源を生むチャンスではありますが、無理せず計画的に進めましょう。
会社の就業規則を必ず確認する
厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表したこともあり、副業を認める企業が増えています。とはいえ、実際の運用は企業ごとに異なります。「国が推奨しているからOK」というわけではありません。
多くの企業では、「副業禁止」あるいは「事前申請・許可制」といった就業規則を設けています。無断で副業を行うと、懲戒処分(減給・戒告・最悪の場合は解雇)の対象になることもあります。



会社の就業規則を必ず確認しましょう。
競業・利益相反を避ける
サラリーマンが副業する場合は、「競業」や「利益相反」を避ける必要があります。無視すると本業の企業との間でトラブルになったり、法的リスクを負ったりする可能性があります。
本業に支障をきたさないことが大前提
副業に多くの時間を割くことで、疲れが溜まって本業に支障をきたすことがあります。長時間働きすぎると、体力的・精神的な疲れが蓄積し、結果的に仕事の効率が低下し、ミスや納期遅れを引き起こすこともあります。
仕事の成果やパフォーマンスに影響を与えると、評価が下がるなどキャリアに悪影響を与えることになるため、睡眠・健康を削らない範囲で行いましょう。
税金と確定申告に注意
サラリーマンが副業をする場合は、税金と確定申告に十分注意が必要です。副業による収入があると、本業の給与以外にも税金がかかるため、確定申告を適切に行う必要があります。
\確定申告が必要なケース/
- 副業の年間所得が20万円を超える場合
- 経費を差し引いて収入が20万円を超える場合
- 副業が事業所得に該当する場合



副業をしている場合は、税金の計算や確定申告をしっかり行うことが大切です。
副業の内容は「適法」かつ「健全」か
サラリーマンが副業をする場合は、副業の内容が「適法」かつ「健全」であることを確認する必要があります。
犯罪行為に関与する副業(違法薬物の販売、詐欺行為、違法賭博など)はもちろん、無許可で営業するビジネス(無登録での金融業務など)も違法となります。これらに関わることで、刑事責任や民事責任を負うことになります。



社会的に誠実な副業を選ぶことが大前提です。健全で、健康的なワークライフバランスを保てる副業を選びましょう。
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まとめ|サラリーマンに人気の副業と注意点


今回は、サラリーマンに人気の副業や注意点について解説してきました。



サラリーマンが副業を始めるにあたり、いくつか重要な注意点もあります。あわせて確認しておきましょう。
これから副業を始めようと考えている方は、「自分の得意分野」や「無理なく続けられること」を軸に、目的に合わせた副業選びがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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