こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの hiro です。
CFP®資格は、ファイナンシャルプランナー資格のなかでも最上位に位置づけられる国際資格です。
- 難易度は高い?
- 1級FP技能士と何が違うの?
- 本当に取る価値はあるの?
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
金融業界で長く実務に携わり、わたし自身もCFP®資格を取得しています。
実務を重ねるなかで感じているのは、CFP®は肩書き以上に提案の質やお客さまからの信頼に直結する資格だということです。
この記事では、CFP®資格の試験概要・受験資格・難易度・合格率をわかりやすく解説します。
- CFP®資格の概要や難易度を知りたい
- 1級FP技能士との違いを整理したい
- CFP®取得を目指すべきか迷っている
ぜひ参考にしてみてください。
・1級FP技能士
・CFP®認定
・金融業界在籍29年
・営業職28年経験
長年培った知識・技術・経験を基に情報発信します。


春を告げる通信
運営者 FP hiro
CFP®資格とは?国際資格としての位置づけ


CFP®(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー®)資格は、ファイナンシャルプランナー資格のなかでも国際的に認められたプロフェッショナル資格です。世界各国で導入されていて、日本では一般社団法人日本FP協会が認定を行っています。
FPにはいくつかの資格がありますが、CFP®はそのなかでも専門性の高さを示す資格として位置づけられています。まずはその特徴を見ていきましょう。
CFP®の価値(国際資格)
CFP®資格は、国際基準に基づき、教育・試験・実務・倫理の要件を満たした者に与えられる資格です。一定水準以上の専門知識と実務能力が求められます。
国内だけでなく国際的な基準で評価される点が特徴で、継続教育も義務づけられています。常に学び続ける仕組みが整っていることもCFP®の大きな特長です。
AFPとの違いは?
CFP®を受験するには、日本FP協会が認定するAFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)認定者であることが基本条件となります。AFPはFP2級相当の知識と提案力を示す資格です。
AFPについて詳しくはこちら
▶ 【日本FP協会認定】AFPとは?FP2級との違いと取得方法|最短ルートをわかりやすく解説!
CFP®はその上位資格として、より高度な専門知識や実務力が求められます。AFPで学んだ内容をさらに掘り下げ、総合的な提案力を示す資格といえます。
1級FP技能士との違いを比較
CFP®と1級FP技能士(国家資格)はよく比較されます。主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | CFP® | 1級FP技能士 |
|---|---|---|
| 資格の種類 | 民間資格(国際資格) | 国家資格 |
| 認定機関 | 日本FP協会 | 厚生労働省(国家検定) |
| 更新・継続教育 | 必要(継続教育あり) | 不要(生涯有効) |
| 受験資格 | AFP認定者 | 実務経験等の条件あり |
| 特色 | 国際的評価が高い | 国家資格としての信頼性強 |
CFP®は民間資格ですが、国際基準に基づく資格であり、継続教育が義務づけられています。
1級FP技能士は国家資格で、一度取得すれば更新は不要です。国内での認知度や安定感があります。
実務の現場では、「どちらが上か」というよりも、それぞれの強みをどう活かすかが重要になります。
わたし自身もCFP®取得後に1級FP技能士を取得しましたが、それぞれに異なる役割があると感じています。
わたしのFP1級実技試験合格体験記はこちら
▶ わたしのFP1級実技試験合格体験記 | 難易度・合格率・勉強法・おすすめ教材まで徹底解説!
CFP®資格審査試験の概要|受験資格・日程・資格取得までの流れ


CFP®資格を取得するためには、日本FP協会が実施するCFP®資格審査試験に合格する必要があります。試験は全6課目に分かれていて、1課目ずつ受験することもできるため、自分のペースで挑戦できる仕組みになっています。
ここでは、受験資格や試験課目、日程・方式、認定までの流れを順に見ていきましょう。
受験資格|基本的な条件
CFP®資格審査試験を受けるには、日本FP協会が認定するAFP認定者であることが基本的な条件です。
このAFP認定は、2級FP技能検定の合格や研修の受講など一定の要件を満たした方に与えられる資格で、CFP®へのステップとして位置づけられています。なお、一部の大学院等で所定の課程を修了することでも受験資格を得られるケースがあります。
試験課目|試験の構成を解説
CFP®資格審査試験は、以下の6つの課目で構成されています。
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
試験は1課目ずつ受験できるため、同日に複数課目をまとめて受けることも、分けて受けることも可能です。どの課目からでもチャレンジできるため、自分の得意分野に合わせて計画を立てられます。
試験日程と受験方式|スケジュールを確認
CFP®資格審査試験は、例年6月と11月の年2回、2日間にわたって実施されます。1日目に3課目、2日目に残り3課目を受ける形式が基本ですが、1課目ずつの受験も可能です。
| 試験時間 | 試験課目 | |
|---|---|---|
| 試験第1日目 各120分 | 9:30~11:30 | 金融資産運用設計 |
| 12:30~14:30 | 不動産運用設計 | |
| 15:30~17:30 | ライフプランニング・リタイアメントプランニング | |
| 試験第2日目 各120分 | 9:30~11:30 | リスクと保険 |
| 12:30~14:30 | タックスプランニング | |
| 15:30~17:30 | 相続・事業承継設計 |
試験は四肢択一式方式で、各科目とも120分/50問程度です。出題はFPの実務でも役立つ知識が中心となり、単なる暗記だけでなく、考え方や解き方を問う問題も含まれます。
なお日程・会場などは年度ごとに公式サイトで発表されているので、申し込み前に必ず最新情報を確認しておきましょう。
▶ 日本FP協会
CFP®資格取得までの流れ
CFP®資格審査試験に合格してから資格として認定されるまでには、いくつかのステップがあります。一般的な流れは次のとおりです。
まずは日本FP協会が認定するAFPの資格を取得します。
CFP®資格審査試験の6課目すべてに合格する必要があります。課目別合格も可能なので、数年かけて合格を積み上げるプランも一般的です。
6課目合格後、日本FP協会が実施するCFP®エントリー研修を受講し、修了することで資格認定の要件を満たします。この研修では、プロとして求められる倫理観や実務姿勢についてもあらためて確認します。
必要な手続きを行い、登録が完了するとCFP®資格認定者となります。
6課目合格まではけっこうたいへん。でも、身についた知識は確実に自分の力になります。
CFP®資格審査試験の難易度・合格率はどれくらい?


CFP®資格審査試験は「難しい」と言われることが多いですが、実際の合格率はどのくらいなのでしょうか。
ここでは直近3年間のデータをもとに、課目ごとの合格率や難易度を解説します。
課目別合格率(直近3年)
まずは、直近3年間のCFP®資格審査試験における課目別の合格率を確認してみましょう。
| 課目 | 2025年度 第2回 | 2025年度 第1回 | 2024年度 第2回 | 2024年度 第1回 | 2023年度 第2回 | 2023年度 第1回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融 | 33.9% | 34.2% | 31.9% | 29.5% | 33.4% | 30.7% |
| 不動産 | 40.0% | 35.8% | 35.5% | 36.5% | 38.1% | 35.8% |
| ライフ | 35.3% | 37.6% | 34.6% | 31.0% | 35.4% | 35.6% |
| リスク | 36.4% | 36.9% | 35.0% | 35.7% | 35.3% | 31.8% |
| タックス | 36.3% | 34.7% | 36.5% | 36.1% | 35.6% | 39.0% |
| 相続 | 35.2% | 31.0% | 37.3% | 37.9% | 34.3% | 31.4% |
課目ごとに多少の差はありますが、直近3年間の全課目を平均すると合格率は35.03%となっています。すべての受験者がAFP認定者(FP2級相当)と考えると、決して簡単な試験ではないことがわかります。
直近3年間の平均合格率をもとに、合格率の低い順に並べると次のようになります。
- 金融資産運用設計/32.27%
- 相続・事業承継設計/34.52%
- ライフプランニング・リタイヤメントプランニング/34.92%
- リスクと保険/35.18%
- タックスプランニング/36.37%
- 不動産運用設計/36.95%
課目ごとに大きな開きがあるわけではありませんが、金融資産運用設計は難易度が高めの傾向が見られます。
この順番を目安にしながら、実務経験や得意・不得意を考慮して課目を組み合わせることが、効率的な学習につながります。
6課目合格までの平均期間
CFP®資格審査試験は1課目ずつ受験できるため、6課目を一度に受ける必要はありません。そのため、すべての課目に合格するまでに数年かける方も少なくありません。
一般的には、2~3年かけて合格を積み重ねていくケースが多い印象です。
わたしの場合は、2課目ずつ受験し、すべての課目を一度で合格しました。
- 2021年6月:タックス・相続
- 2021年11月:不動産・ライフ
- 2022年6月:金融・リスク
課目を組み合わせるときは、難易度だけでなく、自分の得意分野や仕事との関連性も考慮することをおすすめします。無理のない計画を立てることが、結果的には近道になります。
CFP®資格取得のメリットと注意点


CFP®資格は専門性の高さが魅力ですが、良い面だけでなく事前に知っておきたい点もあります。
ここでは、CFP®資格審査試験を受験する前に押さえておきたいポイントを整理します。
CFP®資格取得のメリット
CFP®を取得するメリットとして、次のような点が挙げられます。
- 専門性を客観的に示せる
- 幅広い分野を横断的に学べる
- 継続的に知識を更新できる
CFP®は国際基準に基づく資格で、一定水準以上の知識や実務力を備えていることを示せます。金融資産運用や税務、保険、不動産、相続まで幅広く学ぶため、実務のさまざまな場面で活かしやすいのも特徴です。
また、継続教育制度があることで、資格取得後も知識に触れ続ける環境が整っています。
CFP®資格取得の注意点
とはいえ、次のような点も理解しておく必要があります。
- 学習時間の確保が必要
- 継続教育の義務がある
- 資格維持に費用がかかる
6課目すべてに合格するには、ある程度まとまった学習時間が必要になります。仕事と両立する場合は、無理のない計画を立てることが大切です。
さらに、取得後も継続教育単位の取得や年会費などが必要になります。資格を維持していくには、一定の時間と費用がかかる点は理解しておきたいところです。
CFP®資格にかかる費用について詳しくはこちら
▶ CFP®資格にかかる費用まとめ|実際に資格認定までかかった費用と資格維持にかかる費用を詳しく解説!
まとめ|CFP®資格を目指す前に知っておきたいこと


CFP®資格は、時間をかけて専門性を積み上げていく資格です。学習量は少なくありませんが、その過程で得られる知識は確実に自分の力になります。
- 合格率は1課目およそ35%前後で難易度は決して低くない
- 6課目を計画的に受験できる仕組みになっている
- 取得後も継続教育や年会費などの維持コストがかかる
金融や資産運用の知識を体系的に深めたい方、長期的にFPとして活動していきたい方にとっては、挑戦する価値のある資格といえます。
より具体的な勉強法や課目の組み合わせ、わたしがどのように6課目を受験したのかについては、別記事で詳しくまとめています。▼▼▼


これからCFP®に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。










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